東証が2023年3月末に株価1倍以下の企業に対して、改善要求を出しました。
この要請のあと株価が動き、持っている株のうち低PBRのものが20〜50%上昇するという
ことがありました。
今回は、この要求の中に出てくるPBRについて解説したいと思います。
そもそもPBR(株価純資産倍率)とは、株価を1株あたりの純資産で割ったもので
株価が1000円で1株あたりの純資産が1000円だとPBRは1倍になります。
株価が500円だと 500÷1000で0.5 ← 割安な状態です。
この状態で会社が解散すると、1株あたりで1000円かえってくるのでお得ですね。
では、1株あたりの純資産とは何でしょうか?
1株あたりの純資産(BPS)は
期末の企業の純資産÷発行株式数で求められます。
毎年、決算をするために純資産変わります。
純資産=100億円
株式数=1億株
なので
1株あたりの純資産
100億円÷1億株=100円です。
実際の企業のデータを引っ張ってきて計算しようとすると、うまく計算できません。
公表されている数字が誤りというより、計算式が少し違うんだと思います。
あと、何月何日付のどの数字を利用するかで、計算結果も違ってきます。
キャノンの場合、PBRは以前1倍以下でしたが、今は1倍以上に。株価がアップした企業は他にもあります。
まだまだPBR一倍以下の企業はあるので、今が狙い目と行ったところです。
以前は、純資産が以前はPBRが1倍が底値と言われていましたが、今はPBR1倍以下の企業はゴロゴロとあります。
買い増しを検討している企業は
PBR1倍以下で買い増しを検討している企業(単元未満株)
- 東京センチュリー(8439)
- みずほファイナンシャルグループ(8411)
- ジャックス(8584)
- Jパワー(9513)
などなど
ちなみにPBR1倍以下で買って値が上がった企業は・・・
PBR1倍以下で買って値が上がった企業
- 武田薬品工業(4502)
- 伊藤忠商事
- 三菱商事
- シチズン(7762)
- 三井物産(8031)
などなどです。
PBR1倍以下の企業には2年前から注目してたので、狙い撃ちできた格好です。
企業の底力に期待し、今後も投資していきたいと思います。
PBRの他にも企業分析には重要な用語がたくさんあるので、それも紹介できればと思います。
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