はじめに
「無印良品のせいろを使い始めてしばらく経ったら、蓋をする枠(竹の部分)が外れてきた」
「乾かすたびに端が広がってくる」
そんな症状に悩んでいませんか?私が使っているのも無印良品のせいろで、実際にこのトラブルに遭遇しました。この記事では、その経緯と、これから同じ状況になった方の参考になりそうな選択肢をまとめておきます。

ちなみに調べてみると、無印良品のせいろについては同じような「枠部分が浮く・外れそう」「変色した」といった声がネット上の質問サイトなどでもいくつか見られ、私だけの症状ではなさそうだと感じました。
※あくまで一個人の体験と調べた範囲の情報です。最終的な判断や対処は、ご自身の状況に合わせてご検討ください。
どんな症状が起きたか、そのときの経過
使い始めて数か月、蒸し料理で使うたびに以下のような変化が出てきました。
- 乾燥させると、蓋をする枠部分(竹でできたリング状のところ)の端がめくれるように広がってくる
- 熱を加えると特にその傾向が強くなる
- 見た目にも隙間ができてしまっている
正直なところ、最初から違和感がなかったわけではありません。振り返ってみると、次のような経過をたどっていました。
- 使い始めて2回目くらいから、蓋をするときに「あれ、閉まりにくいな」と感じるようになった
- 次に使うときによく見ると、枠の竹が少し外れているのに気づいた。ただ、その時点でも一応使えていたので「まあいいか」とそのまま使い続けてしまった
- そのまま使用を重ね、3か月目に入ったころ、大きくはがれてしまった
なお、使用前には毎回、せいろ全体をサッと水で濡らすという工程は欠かさず行っていました。乾いた状態のまま火にかけるのではなく、使う前に必ず湿らせてから使う、というのは基本的な使い方として守っていたつもりです。それでもこの状態になってしまったので、初期の小さな違和感の段階で対応していればよかった、という反省があります。
実はこれ、私だけの症状ではないようです。せいろの枠部分の緩みや外れは、他の使用者からも同様の報告が上がっており、「不良品では」「返品したほうがいいのでは」という声も見られました。竹という天然素材の性質上、個体差が出やすい部分でもあるようです。
購入店に相談、そしてお客様相談室にも問い合わせてみた結果
まずは購入した無印良品の店舗に症状を相談してみました。結果は次のとおりです。
- すでに3か月半ほど使用した後だったため、交換に対応してもらえる事例はないとのこと
- 修理の方法についても、店舗側では案内できるものがなかった
- 同時に無印良品で2つ購入したうち、もう一つのせいろは今のところ問題なく使えている
店舗窓口だけでは「事例がない」「方法がない」ということでしたが、諦めきれずに無印良品のお客様相談室にも直接問い合わせてみることにしました。すると、店舗とは異なる対応をしてもらえることになり、せいろの枠から竹が外れてしまった件について、お客様相談室側で調査してくれることになりました。着払いで送ると調査していただけるようです。
店舗で断られたからといってそこで終わりにせず、お客様相談室の窓口にも相談してみてよかったと感じています。同じように店舗対応で難しいと言われてしまった方は、諦める前にお客様相談室の相談窓口にも聞いてみることをおすすめします。調査結果が出たら、この記事にも追記していきたいと思います。
つまり「初期不良かどうかの判断が難しい時期まで使ってしまうと、交換や返品の対応が難しくなる」ということを、身をもって実感しました。もし異変に早めに気づいた場合は、レシートを保管した上で、できるだけ早く店舗やお客様相談室に相談するのがよさそうです。
「もう捨てるしかない?」と思ったときに考えたい選択肢
食品を直接のせる道具なので、市販の接着剤(ボンド)を使うのは衛生面・安全面で不安が残りますよね。私も同じように感じました。捨てる前に、以下のような選択肢を検討してみる価値はあると思います。
1. 無印良品のお客様相談窓口に直接問い合わせてみる
店舗のスタッフでは「事例がない」「修理方法がない」という回答だったとしても、無印良品のお客様相談室であれば、店舗とは違う案内をもらえる可能性があります。私自身、実際にこの方法で調査対応をしてもらえることになりました。店舗対応で難しいと言われた場合でも、念のため公式サイトのお問い合わせ窓口から直接確認してみる価値はあると思います。
2. 竹製品・和食器の修理を専門にしている職人や工房に相談する
せいろは「曲げ物」「編み物」の技術で作られているため、竹細工や指物(さしもの)を扱う職人・工房であれば、枠部分の締め直しや部分的な修理に対応してくれる場合があります。地域の伝統工芸品組合や、竹細工専門店に問い合わせてみると、対応可能なところが見つかることがあります。
3. 食品に触れても安全な素材での補修を探す
もし自分で補修を試みる場合は、一般的な工作用ボンドではなく、食品衛生法に適合した接着剤や、伝統的に食器の修理にも使われてきた「漆(うるし)」による金継ぎ・補修技術などが選択肢になり得ます。ただし、これらは専門知識や技術が必要なため、初めての方が独学で行うのはハードルが高い点は正直に書いておきます。
4. 食品を直接のせない用途に転用する
修理が難しい場合、無理に蒸し料理で使い続けるのではなく、以下のような使い方に切り替えるという方法もあります。
- お皿やザルの上に食品を置き、その上からせいろを「かぶせる」だけの演出用・盛り付け用として使う
- クッキングシートやシリコンマットを敷いた状態でのみ使用し、食品が直接枠部分に触れないようにする
- 植物の鉢カバーや小物収納など、キッチン以外の用途に転用する
「壊れた=即廃棄」ではなく、用途を変えることで長く手元に置いておける可能性もあります。
無事だったもう一つのせいろのために気をつけていること
同時に購入したもう一つは今のところ問題なく使えているので、これ以上劣化させないために、次の点に気をつけるようにしています。
- 使用前には毎回、せいろ全体をサッと水で濡らしてから使う
- 洗った後は自然乾燥を基本にし、急激な熱や強い力を加えない
- 直射日光や急激な温度変化を避けて保管する
- 蓋の閉まり具合や枠の様子に、小さな違和感を覚えた段階で使用を見直す
最後の点は、今回のトラブルで一番強く感じたことです。「閉まりにくいな」「少し外れているかも」と気づいた初期の段階で対応していれば、状況が違っていたかもしれません。
それでも、せいろ自体はお気に入りです
枠のトラブルはありましたが、せいろ自体の使い勝手には満足しています。特によく作るのが、豚肉で野菜やきのこを巻いて蒸すだけの「肉巻き蒸し」です。せいろで蒸すとしっとり仕上がり、野菜嫌いのうちの子どもも、これだと不思議とパクパク食べてくれます。
油を使わずに野菜もたんぱく質も一気に摂れて、洗い物も少なく済むので、平日の夕飯づくりにかなり助けられています。トラブルはありましたが、それを差し引いても「買ってよかった」と思える道具です。
おわりに
天然素材ならではの味わいがある一方、個体差やちょっとした扱い方の違いで劣化のスピードが変わってしまうのが、せいろの難しいところだと感じています。
同じような症状で悩んでいる方は、
- 小さな違和感の段階で使用を見直し、できるだけ早く購入店に相談する
- 店舗で対応が難しければ、お客様相談窓口にも問い合わせてみる
- 竹細工・和食器の修理職人に相談してみる
- 食品対応の補修方法を確認する
- 修理が難しければ用途を変えて活用する
という順番で検討してみてはいかがでしょうか。同じ悩みを持つ方の参考に少しでもなれば嬉しいです。お客様相談室での調査結果が分かり次第、また追記していきたいと思います。
今回、お客様相談室がきちんと調査してくれることになったのも、無印良品への信頼につながりました。せいろ自体は気に入って使っているので、今後もまた無印良品で購入していきたいと思っています。
この記事は個人の体験に基づく内容です。修理や補修を行う場合は、必ず食品衛生上の安全性を確認の上、自己責任で行ってください。

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