「シャットダウンしないでください」音声とは?なぜ表示される
Safariでネットを見ていたら、突然
「あなたのIPアドレスがあなたの知識なしで使われました、コンピューターの情報をあける為に直ぐにWindowsサポートと交信してください。シャットダウンをしないでください。そして、そうすることがデータ損失と個人情報窃盗に導くかもしれない。あなたのコンピュータを再起動しないでください、コンピュータロックはデータ損失を防止する狙いです。」
という音声つきの警告画面が表示されて驚いた、という声が増えています。
わが家でも、子どもがタブレットで動画を見ていたときに、いきなりこの音声が流れてきてパニックになったことがありました。
結論から言うと、これは「スケアウェア(脅し広告)」と呼ばれる偽の警告です。実際にウイルスに感染しているわけではなく、不安を煽って偽のサポート窓口に電話をかけさせたり、アプリをインストールさせたりする詐欺広告の一種です。
多くの場合、以下のようなタイミングで表示されます。
- 広告付きの無料サイト・動画サイトを見ていたとき
- 怪しいリンクや広告バナーをタップしたとき
- 検索結果から表示されたサイトに広告が仕込まれていたとき
Safari自体やiPadのOSが原因ではなく、閲覧していたWebページ側に悪意のある広告が表示されたことが原因であるケースがほとんどです。
実際にウイルス感染しているのか
安心してください。この画面が出たからといって、その場でウイルスに感染することは基本的にありません。
- iPhone・iPadはアプリの仕組み上、Webサイトを見ただけでウイルスに感染することは非常に稀
- 「感染しています」という表示自体が、不安を煽るための演出
- 本物のセキュリティ警告は、このような音声つきの派手な表示にはならない
つまりこの警告は、「怖がらせて電話をかけさせる/個人情報を入力させる」ための罠だと理解しておけばOKです。
【iPad・iPhone】今すぐできる対処法3ステップ
慌てず、以下の手順で対応しましょう。
ステップ1:画面をタップして操作しない
警告画面の中にある「OK」「今すぐ電話」などのボタンは絶対にタップしないでください。ボタンを押すことで、さらに別の詐欺サイトに誘導されたり、電話発信されたりする場合があります。
ステップ2:Safariのタブを閉じる
- Safariを開いた状態でタブ一覧(右下または右上のアイコン)をタップ
- 警告が出ているタブを見つけて、左にスワイプ、または「×」で閉じる
ステップ3:それでも不安な場合はSafariを再起動
- ホームボタンなしの機種は画面下から上にスワイプしてアプリスイッチャーを表示
- Safariのカードを上にスワイプしてアプリを終了
- 再度Safariを開き、正常に表示されるか確認
これでほとんどのケースは解決します。
音声・警告が消えない・何度も表示される場合
タブを閉じても再度同じ画面が出る場合は、以下を試してください。
- Safariの閲覧履歴とWebサイトデータを削除する 設定 →「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」
- ポップアップブロックがオンになっているか確認する 設定 →「Safari」→「ポップアップブロック」をオンに
- 「サイト越えトラッキングを防ぐ」をオンにする 同じくSafariの設定内にあります
それでも改善しない場合は、該当のWebサイトを開かないようにブックマークやアクセス履歴から削除しましょう。
もし電話をかけてしまった・情報を入力してしまったら
万が一、慌てて電話をかけてしまったり、指示通りに個人情報やカード情報を入力してしまった場合は、次の対応を行ってください。
- すぐに通話を切る(会話を続けない)
- 入力してしまった情報がクレジットカード情報の場合は、カード会社に連絡して利用停止・確認を依頼する
- 心当たりのない請求がないか、しばらく明細をチェックする
- 不安な場合は、IPA(情報処理推進機構)の相談窓口や消費生活センターに相談する
一人で抱え込まず、早めに相談することが大切です。

それでも心配な方は、こちらをよく読んでいただくといいかと思うわ。

今後同じ表示を防ぐためにできること
- Safariの「ポップアップブロック」を常にオンにしておく
- 出どころの分からない無料動画サイト・違法アップロードサイトを避ける
- 子どもが使う端末には、フィルタリング設定やスクリーンタイムを活用する
- 広告ブロック機能のあるアプリ・拡張機能を活用する
まとめ
- 「シャットダウンしないでください」という音声警告は偽の詐欺広告(スケアウェア)
- 実際にウイルスに感染しているわけではないので、慌てず画面のボタンは押さない
- タブを閉じる→再起動で多くの場合は解決
- 消えない場合は履歴削除・ポップアップブロック設定を確認
- 電話や情報入力をしてしまった場合は早めにカード会社や相談窓口へ連絡を
同じような画面に驚いたお子さんやご家族がいたら、ぜひこの記事を教えてあげてくださいね。


コメント